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追悼

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樹氷の尾根、二岐山

追悼
 悲しみを超え、時の風に流されながらも、
暑さ寒さを肌で感じて季節を過ごし、
山を彷徨ってきた。
今年もその渓の中で、
揺るぎない自然の摂理に圧倒されて己の卑小さを嘆いた。
自ら人を限ることなく、
人を求めて語らってきた。
実は本当のロマンが秘境の渓ではなく
人の中にある事を知っていた。
先に結論を求め、
そこに向かって歩き始める小説のような人生に、
いつかはくたびれて立ち止まる。
渓から仰ぐ稜線に
新たな自分を見つける糸が有ると信じてひたすら歩いてゆく。
焚き火の夜は、引き上げた大岩魚の重さを我が身で受け止め、
今は渓の底でじっと夢見る岩魚たちのエレジーを謡う。
年の終わりに人を想う。
どんな生き方でも逝くときには輝くものだ。
    
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八海山紅葉

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赤木沢盛夏

モットー
 「生涯を通じて山の自然に親しみ、生涯を通して仲間の親交を深めてゆこう。」
私の所属する山のクラブの創立当時からのモットーである。
人生には様々な節目がある、
仕事の転機、親兄弟のつながりや家庭の変化、
健康、心の転機。
自分の意思にかかわらず、
生涯を通じて一つのことにずっと関わって行くことの難しさ。
ましてや山登りのクラブは余暇に過ごす趣味の域である。
周りを眺めてみれば、
楽しく有意義に過ごせそうなクラブが沢山有るように思える。
メリットがなくなったら移れば良い。
そんな中で自分が楽しく過ごせる為には何をすべきか、
たかだか趣味のクラブで
仕事に追われながらそれを考え実践するには重すぎる。
だがである、「生涯を通じて・・・」
それを実践しようとしたときに生まれる絆は、
仕事や家族のつながりを越えて信頼が生まれ宝となる。
本当の宝物は人である、
低迷期にこそ必死に寄り添い支えてくれた無二の山仲間、
37年間の絆で生まれ生涯の友と決めた仲間との別れは辛い。
友逝く。  

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北ア、薬師岳にて

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影ふたつ。  東北の春、秋田駒ヶ岳
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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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