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富士山


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パノラマ台からの富士山: 裾野と取り巻く風景の広さを俯瞰できる場所

 山では3000mを越えると風が変わってくる、
例えば森の匂いや人の生活感が届いてこなかったりする。
風はあくまでも空の景色だけを運んでくる。
3500mを過ぎるとそこには景色すらなく、
ただひたすら自分だけがある。

赤茶けた季節の富士山に登り、山頂のお釜を一周した。
剣が峰、白山岳、成就岳、伊豆岳、
3000mを遙かに越えた縦走路はここにしかない。
又、青木ヶ原樹海に分け入り、
点在する風穴に潜って、夏でさえ氷結する
暗闇の世界を垣間見た。

中腹のお中道には花が咲く豊かな自然があった。
自然の道を辿ると大沢崩れが行く手を遮る。
足を踏み入れてみれば
ぱらぱらと砂礫が転がる壮絶な様が広がり
生き物全てを拒絶していた。

山麓に広がる朝霧高原は
私のパラグライダーの拠点の一つだった。
富士を越えることが夢だった。

山頂からのスキー滑降は
スキーが目指すべき姿を教えてくれる。
堅い雪面を切り刻んでゆくエッジの擦れる音が耳を離れない。
九合五勺からの世界こそスキーの聖地だ。

山を学べば、富士山での雪上訓練は避けられない。
滑落停止訓練は辛いものだった。
停止技術は冬山に向かって行ける財産となった。
アルプスの雪渓でグリセードの楽しみも与えてくれた。
より高く、富士山はそれを教えてくれる唯一の山だ。 

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本栖湖にて :富士五湖にはそれぞれの富士山がある。

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精進湖にて

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石割山にて 山中湖と。

あまりにも整っているが故に
富士山の姿を言葉で形容することの空しさ、
言葉はそのまま自分の内面を映し出す鏡となってしまう。

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龍ヶ岳より

富岳百景、富士の姿ではなく
富士を眺めた百箇所の姿であろう。

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富士宮口からスキー登山が始まる。
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山登りが一歩一歩の積み重ねであることが分かる。
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山頂まで遮るもののない世界。

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登行はどこかで雲を越えて行く。

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江戸時代、お釜は大きな賽銭箱であった。

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3500mを越えるお釜を巡る縦走路
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雲の上の縦走路である。
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5月から6月、まだ氷結する風景が残る凄さ。

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お釜へ滑り込むスキー。

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剣が峰からの滑降

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山頂から九合五尺を過ぎれば爽快そのもの。



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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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