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仙丈ヶ岳

仙丈ヶ岳  雪稜にて

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稜線にて

 
訳も分からずに人を思い始める時にこそ愛が生まれるように、
人はどのようなことを言い、
相手にどのように振る舞えば人を愛していると言えるのでしょうか。
感性の中で生き続けるものが、言葉の中に表し得るのはただ色と形。
幼稚な言葉で愛を飾ることの無意味。
愛は思うこと。
訳も分からず一人の人への思いで気持ちの中を一杯にしたら、
それが愛すること。
山を思う気持ちが、人を思う気持ちに通ずるのは
そんな感性に包まれた共通の世界を持つからであろうか。

仙丈ヶ岳2



急な雪面にアイゼンを軋ませながらあえぐ、
喘げば喘ぐほど、この上もなく周囲が美しい。
時折吹き付ける風に足を踏ん張り、体で向かう。
三千メートルの雪稜、
振り返れば甲斐駒ヶ岳、でかい岩の山。




仙丈ヶ岳、甲斐駒より
甲斐駒より望む


危険を好み、
厳しさを求めることも
山ではひとつの哲学であろうか
考え模索するのも、
疲労の苦しさに喘ぐのも、
人には理由が必要であろうか。
山登りは、訳もなく歩き始めるもの。
それが自然の姿であるなら、
感性こそ山を語る。

白い山、気持ちの中を真っ白にして、
カールに降り積もった雪の深さが
体の奥くに染みてゆく時、
白く素直にものを見ることの
難しさを知る。

仙丈ヶ岳、甲斐駒より2
甲斐駒から見る仙丈岳が一番だ。


中ア遠望
稜線より中ア遠望

 
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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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