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ひとり寝転んで

山のソナタ集
ひとり寝転んで ・・鬼ヶ城山の印象
鬼ヶ城山 (1)

ゴロゴロと積み重なる大岩の
一番平らなところで寝転んで、
大きく手を広げて空だけを眺めていると
際立った白さの雲の塊が通りすぎてゆく。
じいっと空だけを眺めていると
自分が流れていく。
寝転んだ自分よりも
まだひとまわりも大きい大岩が空に浮かんで流れてゆく様は爽快だ。


鬼ヶ城山 (6)

空は碧く秋を引き立たせる。
山稜を吹き抜ける風は冷たく乾いて汗もない。
陽射しに温められた大岩は風の冷たさを押し切るように体に優しい温もり。


鬼ヶ城山 (5)

古希をとうに過ぎ、
新しい話をこれから作るのは大変だから、
昔の話がしたい。
通学路だった街の風景は昨日のようによく覚えているよ、
どんな大人になるかも分らないから沢山の夢や憧れを見た。


鬼ヶ城山 (2)

やたら大きな荷物を背負って
先のことも考えず精根尽き果てるまで登った山、
お金が自由にならなくても楽しかった毎日。


鬼ヶ城山 (5)

寄り道をして
随分と遠回りの生き方だったけれど、
山にも夜の深さにも
森で倒れた大木にも
きっと近道なんてなかった、
年寄りは先を見てしまうと悔しさも怒りも忘れて願いだけになってしまう。
何もせずに祈るのは最後の最後にしたい。  
 

鬼ヶ城山 (3)




鬼ヶ城山:山行記録
鬼ヶ城山 (10)
鬼ヶ城と聞くと岩山を想像するが、山頂の大岩以外はごく普通のハイキングコースだ。だがこの大岩が素晴らしい。づっと寝転んでいたい気分にさせる。鬼ヶ城の由来にも坂上田村麻呂が登場する。朝廷に背き勢力を誇示していた大多鬼丸を滅ぼしたが長子が鬼ヶ城山に逃れ抵抗した、結局滅ぼされたが鬼退治のロマンとして鬼ヶ城と親しんできたという。
全部案内板の受け売りだ。

◆コースタイム 
宿泊研修センター前駐車場11:24~11:25登山口~11:32東西コース分岐~11:55東峰三等三角点~12:05大岩12:29~12:30鬼ヶ城山~12:58林道~13:14東西コース分岐~13:20宿泊研修センター前駐車場

鬼ヶ城山 (1)
山麓にある「いわきの里」が登山口だが、宿泊研修施設やキャンプ場レストハウス、多目的広場などがある総合レクリエーション施設だ。あまりにも広いので登山口を探すのに一苦労するが、一旦登山口に辿り着けば立派な案内板があり山中に入ればいたりつくせりの標識も完備している。

鬼ヶ城山 (2)
案内板でまずは予備知識。
この山もスパー地形に登山道の記載がなかったが道標完備で全く心配なく歩けた。

鬼ヶ城山 (18)
宿泊研修センターとレストハウスの間の登山道を登ってゆく、バンガローが終ると林の中に大岩が点在する道となる。ボルダリングも出来そうだ。

鬼ヶ城山 (3)
歩いてゆくとT字路になり西コースと東コースの分岐である。

鬼ヶ城山 (4)
一気に登って下りは緩やかにのんびり、と言う私の好みからすると東から西コースへ歩いた方が良い。林の中の急登を一気に登る。

鬼ヶ城山 (5)
登り切ると平坦な尾根になり紅葉の道を気持ちよく歩いてゆく。

鬼ヶ城山 (6)
そのうち岩場となり攀じ登ると大岩に出た。
三つ並んだ大岩で展望も良くて思わず寝転んでしまった。一番大きな岩の上には石碑が一つ、以前は3つ並んでいたのだが2つは岩の基部に安置してあった。

鬼ヶ城山 (7)
岩の上は展望台だ

鬼ヶ城山 (8)
東峰からの縦走路を振り返る。

鬼ヶ城山 (9)

鬼ヶ城山 (11)
後から登ってきた北茨城の夫婦と歓談しながら寛ぐ。30分ほど居座ってしまった。

鬼ヶ城山 (12)
大岩が山頂かと思っていたら50歩も歩かないところに鬼ヶ城山の山頂標識が立っていた。こちらが西峰で892mとあった。大岩が山頂ではなかったんだ。

鬼ヶ城山 (13)
すぐそこが大岩、この距離だが山頂は標識だけで展望も無い。

鬼ヶ城山 (14)
縦走路を更に西へ、

鬼ヶ城山 (15)
尾根を西の端まで歩いて下山となる。

鬼ヶ城山 (16)
下りきると林道に出て山腹をトラバースしてゆく。

鬼ヶ城山 (17)
東西コースの分岐に戻れば車はもうすぐだ。

鬼ヶ城山(19)
温泉併設の直売所
◆温 泉  
かわうちの湯 平日600円 土日祝日700円 設備も良く寛げる
20:30まで居られるので助かるところだ。
川内村は震災後の帰還率が80%だそうだ、それだけふる里の良さがあるんだろう。

◆GPS軌跡
鬼ヶ城山作図




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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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