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豪雪の山里を訪ねて

春・豪雪の山里にて
 豪雪の山里 (2)
十日町松代(まつだい)の風景

 ビルの谷間の窓辺で今日も降り注ぐ陽の輝きと温もり。
それでも窓の外の冷たい風に触れて、
今この時にさえ雪の舞う山を思う。
行き交う人々の凡庸さ無力さを自分に投影して、
今この時にさえ凍える北の山の暗い空に飲まれた人を思う。

豪雪の山里 (6)
十日町仙田地区の風景

都会の温もりの窓辺、
こんなに晴れ渡った空なのに深呼吸が苦しいよ。
ベランダで全部枯れてしまった鉢植えの草たちの中で、
ひとつだけどこからかやってきた萎れた雑草がやっと緑めいて、
命を繋いだ。
春の兆しをちょっとだけ感じても春が嬉しいわけじゃない、
冬の山を愛し切れない歳が一つ増えてゆく。
もう少し留まって冬を感じていたいのは、
冬が見捨ててさよならと言っているから。


豪雪の山里 (1)
松代の古民家

豪雪の山里 (3)
松代、農舞台のレストランでランチ
古いモノが残るから新しいモノが育つ。

都会の太陽は毎日沈んで燈赤に燃えて美しいのに、
冬山の美しさを享受できないのは哀しみを無くしてしまったからかな。
豪雪地帯の山里を訪ねてみれば
寒々として雪に埋もれた民家が
静かにたたずんでいるけれど、
大切なモノが全部有る。
自然を見る目が優しい人々の温もりが伝わってくる。
遙か彼方、という言葉が好き、
現実を離れた遠い世界で、
またあなたと会えると思うから。 


豪雪の山里 (4)
作品の一つ、題名「教室」






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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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