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南会津中央部;山スキールート集

南会津中央部山スキールート集

博士山から那須連峰に隣接する大白森山、二岐山、小野岳、神護ヶ岳の山域で大きな山はないが厳冬期には日帰りの良いフィールドを提供してくれる。中でも山毛欅林が広がる二岐山は人気の山で雪質の良い林間滑降が期待を裏切らない。

その1、大白森山 山頂を望む
1,大白森山 (1)
羽鳥湖スキー場から往復する得した気分になれる手軽なルートだ。山スキーとしては、スキーを利用して大白森山に登るという感が強く、滑降主体のルートではない。大白森山山頂直下の大斜面と鎌房山からの切り開きの滑降だけのルートで、後はシールでの登下降に終始する。それでも大白森山へスキー登山が出来る価値あるルートだ。鎌房山からの展望の良い稜線は気分最高、。
◆コースタイム
羽鳥湖スキー場8:20~8:30第五クワッドリフト上8:40~9:20鎌房山9:30~11:05大白森山11:30~13:00鎌房山~13:20スキー場

2,大白森山 (4)
第五クワッドリフトでゲレンデトップに。左手から巻くように尾根上に出る。尾根に上がったらすぐ右に向かうと広い切り開きがあり、鎌房山頂直下まで続いているので利用する。途中電波搭を過ぎてゆく。

3,大白森山 (2)
登る背後には展望が広がり素晴らしい。
磐梯山遠望

4,大白森山 (5)
切り開きが無くなると樹林にはいるが、右手方面に向かえば広い鎌房山頂に出る。標識は頭が出ているぐらいだろう。
那須連峰が間近に望める

5,大白森山 (6)
山頂からは東に向かう。尾根は顕著ではないがそれとなく拾って行けるので問題はない。

6,大白森山 (7)
那須連峰の赤崩山が立派だ。

7,大白森山 (8)
小さな登高を繰り返しながら大白森山に近づいてゆく。

8,大白森山 (9)
山頂手前の大斜面、滑降を楽しみにしながら山頂稜線に辿り着く。

9,大白森山 (10)
山頂台地は細長い、楽しい稜線歩き。

11,大白森山 (13)
山頂は平坦で東の端に標識がある。

12,大白森山 (14)
山頂から振り返る。

13,大白森山 (15)
山頂からの小白森山(尾根続き)と二岐山(左)
展望は素晴らしく、越後山脈から飯豊、吾妻、安達太良など360度の展望が楽しめる。 

10,大白森山 (11)
間近の那須連峰は終始視野の中。

14,大白森山 (16)
滑降は山頂台地直下の大斜面にそれぞれの思いで飛び込む、
15,大白森山 (17)

16,大白森山 (18)
前方は鎌房山、あそこまで戻ることになる。

17,大白森山 (19)
コルまで滑り込んで再びシールを付ける。このコースは起伏が多く行きも帰りも時間的には大差ない、スキーの機動力を存分に活用できるコースではないので、距離の割には時間がかかる。

18,大白森山 (3)
鎌房山から切り開きをゲレンデへ

◆大白森山概念図
大白森山作図


その2、二岐山霧氷の東尾根を行く
1,二岐山 (2)

二岐温泉の背後に聳える双耳峰の山で、古くからツアースキーが盛んであった。山麓には山毛欅林が広がるが、上部は狭く急な尾根となり一気に増える積雪に喘ぎながらのシール登行が心地よい疲労を感じさせる。上部は霧氷が名物で山頂は360度の展望だ。

◆コースタイム 
1,橅山荘前駐車場7:45~8:10林道分岐~10:50二岐山12:00~13:15林道~13:30駐車場
2,橅山荘前駐車場8:50~9:15林道分岐~11:45二岐山12:00~13:15林道~13:30駐車場
3,橅山荘前駐車場9:00~11:32二岐山12:10~13:10駐車場

2,二岐山 (19)
橅山荘前駐車場、除雪がしてあるので登山者にはうれしい。

林道コースの沢筋;以前のコース
3,二岐山 (22)
山頂から伸びる東尾根がルートとなるが、以前は東尾根の下部の密集した細い灌木帯を避けて山毛欅の斜面に直接出るために、橅山荘前にある駐車場の脇から延びる風力発電施設のために除雪された林道を奥まで行って北から回り込んでいた。最近は橅山荘の前から直接東尾根に取り付いている。下部の灌木帯もあまり気にならなかった。

4,二岐山 (3)
最近のコースは駐車場の脇から直接東尾根を登って行く。
写真の左下が駐車場

5,二岐山 (4)
以前はこの狭い林間を敬遠して林道から大回りしたが、狭さはそんなに気にならない。

6,二岐山 (5)
下部の細く狭い灌木帯から山毛欅林になると広々として気持ちが良い。下部の細く狭い灌木帯から山毛欅林になると巨木が目立ってくる。

7,二岐山 (6)
次第に幹も太くなり巨木が目立ってくる。

8,二岐山 (7)
この尾根は霧氷ができるので楽しめる。

10,二岐山 (24)
メルヘンの世界

9,二岐山 (25)
いつ来ても山毛欅の森に心安らぐ所である。
印象的な巨木が2本相対して立っている姿には感動した。

11,二岐山 (8)
広い尾根は次第に狭く急になり、山頂に近づくとシ-ル登高も上級向きとなる。

12,二岐山 (26)
雪が次第に深くなる狭く急な尾根を細かく切り返しながら、トレ-スを付けてゆく

13,二岐山 (27)
あたりは素晴らしい樹氷のトンネルである。

14,二岐山 (9)
稜線にたどり着くと目の前に那須連山が飛び込んでくる

14-1二岐山 (29)
稜線に出ると木々も尾根も真っ白である。

15,二岐山 (10)
ド-ム状の山頂が綺麗だ。

17,二岐山 (11)
山頂、風が強い日はゆっくり出来ないが、風のない日は別天地、滑降の準備をしながら至福の時だ。

18,二岐山 (13)
いよいよ滑降である。雪質はすこぶる上質である。

19,二岐山 (14)
狭く急な深雪の尾根を果敢に攻めて楽しい限りだ。

20,二岐山 (15)
左手の沢の源頭は雪崩が怖い。ちょっと滑り込むと足下から崩れる。気を遣いながらやせ尾根を滑り下りる。
当然ながら雪の状況は常に変わる。

21,二岐山 (16)

22,二岐山 (17)
山毛欅の森に出る。柔らかい雪の滑降を心ゆくまで堪能する。

23,二岐山 (18)
駐車場の上は以前ファミリースキー場であったそうだ。
どうりで切り開きが広い。

24,二岐山
下山後は是非近くの二股温泉へ、ひなびた温泉宿から秘湯を守るの会所属の豪華な温泉宿まで趣向に合わせてどうぞ。

◆温 泉 二岐温泉「湯ノ小屋温泉」や「大丸あすなろ荘」




その3,小野岳鶴沼川沿いから望む
1,小野岳 (3)
近年観光地としても人気になった茅葺き屋根の宿場が連なる大内宿の北にどっしりとした山容で望まれる存在感のある山で、大斜面の滑降は皆無だが静かな里山を味わえるスキー登山向き。
◆コースタイム
大内宿手前路肩7:50~8:00尾根取り付き~11:00小野岳11:15~12:00尾根取り付き~P12:10 雪の量で全行程5時間から8時間の時間差がある。
1-2,小野岳 (7)
湯野上温泉から仰ぎ見る小野岳

大内宿の手前の道路分岐から湯野上温泉方面へ下った辺りで取り付き安いところを登って行く。幾つかある小尾根の末端は薮になっているので、植林された杉林なんかは登りやすいコースになる。
2,小野岳 (6)
急な斜面を登るとやせ尾根に成り展望が開ける。南西側の神籠ヶ岳が望める。

やせ尾根から一旦広い尾根に出る。その先は再び尾根が狭まるので尾根北側の沢筋に入って行く。
帰りの滑降もこの沢の源頭が快適である。
3、小野岳 (2)
山頂が近づくと傾斜も緩む、この付近は霧氷がよく見られる。

4,小野岳 (1)

5,小野岳 (12)
1097.で尾根が合わさるのでそのまま尾根を登って行けば山頂に達する。
尾根の傾斜が緩むともう山頂台地の一角である。

6,小野岳 (11)
山頂の風景
いかにも里山らしい山頂だ。

7,小野岳 (10)
山頂台地の端っこに標識がある。

7-2小野岳 (15)
滑降はまず狭い尾根筋

8,小野岳 (5)
沢の源頭に入り

9,小野岳 (14)
浅い沢だが樹間は広い。

10,小野岳 (4)
沢から尾根に戻り、杉林を滑って終了。

11,小野岳 (9)
小野岳に見送られて帰路につく。

◆概念図
小野岳作図

 

その4,神籠ヶ岳
大内宿の南に連なるのが神籠ヶ岳で、小野岳よりも一層登山者は少ない。小野岳同様決まったルートはなく地形図を見ながら良さそうな登高路を模索して行く、ネットの情報も限られている。それが楽しく面白いという人向き。尾根上は山毛欅林が広がり快適だが、尾根に上がるまでのルート選定が鍵。

◆コースタイム
1,滝ノ入り沢コース;大内宿駐車場又は林道除雪末端7:55~10:50神籠ヶ岳11:30~12:50林道除雪末端
2、南東面のV字谷コース;沼山手前道路8:40~13:10神籠ヶ岳14:10~15:45道路
大内宿から沼山へ向かい送電線を潜った付近で右手に入る林道を行く、林道は除雪がないので分かりにくいが禁猟区の立て札が目印になる。この谷はV字で狭く雪が溜まっていてラッセルもあり、谷の側面をトラバースして行くので滑りは源頭の斜面しか面白みがない。記録では谷が狭まる前に右手の急斜面を尾根に上がるコースがトレースされている。

林道を分けて、滝ノ入り沢に入る。林の中を埋もれた林道沿いに登って行く。沢は次第に狭くなり早い時期には雪崩に注意、3月頃はデブリで埋まっていることが多い。滝も出ているだろう。早めに右岸の尾根に登った方が良いが、どの斜面も急だ。尾根上は山毛欅林が広がり、緩やかになると山頂である。
1,神籠ヶ岳 (2)
滝の入沢の登行

3,神籠ヶ岳 (3)
山頂からの滑降

2,神籠ヶ岳 (6)
南会津の里山は、目を見張る風景が続いているわけではない。視界など無くても、いや目を開けなくても思い描く心象風景が広がって行く。その心象風景の中に自分の豊かさと貧しさが交叉して行く。心が洗われるときである。
広い山毛欅の尾根から急斜面の滑降、下流の杉の林間滑降。1日遊ぶには充分な山である。

◆概念図
神籠ヶ岳作図
◆温泉
湯ノ上温泉「えびす屋」渓谷を眺める露天風呂が気に入った。駅から歩いて2-3分。

その5、博士山
田島方面からの道路は全て冬期通行止めとなるので、磐越道会津坂下からとなり東京方面の人は遠い地域だ。林道を利用した日帰りコースだが、林道でラッセルになると長いだけに辛い。程よく締まっていれば帰りの林道も良く滑る。豪雪地帯、低い尾根にも雪庇が発達している。枇杷首集落から868に登り1476.から山頂に出る尾根も登られている。天気が良ければ尾根コースが快適だろう。
◆コースタイム
奈良布集落7:10~9:45林道終点10:00~10:30博士山10:45~11:00林道終点11:30~(1455峰往復)~13:00奈良布集落

コースは黄金沢の右岸に付けられた林道を終点まで行くので迷うことはない。
1,博士山 (17)
林道入口にて

2,博士山
周辺の山々

3,博士山 (16)
林道終点からは山毛欅林の斜面から本流の左岸にルートを取れば楽に山頂に立てる。

4,博士山 (14)
静かな山頂。人に会うことは希である。

5,博士山 (18)
山毛欅林の滑降

6,博士山 (15)
山頂の南の尾根上の1455峰に寄り道して滑降
帰りの林道も良く滑る。

◆概念図
博士山作図



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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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