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月山 山スキールート集

月山  山スキールート集

湯殿山6

夏でも雪渓が残る月山は春スキーのメッカ。リフトを利用すればそこには広大な斜面が広がる。山頂往復でも充分スキーは楽しめるが、隣の湯殿山へ登り石跳川沿いに滑ったり、山頂から弥陀ヶ原を経て北月山荘へ3時間の滑降、まる1日をかけて肘折温泉へ。東西南北どの方向へもコースがある希な山である。どのコースも麓まで滑るので積雪量を考えてリフト営業開始と同時に計画する方が良い。その時期は天候も定まらず、吹雪や強風に阻まれることもしばしばで、春とはいえ厳しい山である事に違いは無い。

月山:その1 月山往復 5月
◆コース概念
月山往復だけでも滑降は充分楽しめるが、半日コースなので初日や最終日に当てると良い。山頂神社へはスキーをデポして行く事になる。実は本来の山頂は神社から数十メートル奥の尾根上にあり、神社の右手から回り込むように登る。スキーの場合はデポ地点で終了とすることも多い。大斜面滑降の後、姥が岳の南面はゲレンデ化しているので、姥沢へはリフト線と四ツ谷川の中間の登山道沿いに滑る方が楽しい。
◆コースタイム
①姥沢小屋7:30~7:40リフト乗車8:00~9:15牛首9:20~10:15月山10:50~11:20休憩11:40~12:00リフト乗り場
②月山駐車場6:45~7:10リフト上7:15~9:00月山9:30~10:30月山駐車場

月山往復1
まずはリスト、山頂往復ならリフトに乗る必要も無いが、リフトノありがたさがよく分かる。

月山往復2
稜線上はアップダウンがあるので、姥ヶ岳には寄らずに、一旦下がって効率よく1729.付近を目指す。

月山往復2-1
目がくらむほどの大斜面をひたすら登る。

月山往復3
山頂に近づくと傾斜も増すのでつぼ足で登った方が早い。

月山往復5
山頂へはスキーをデポして往復。拘らなければデポ地から滑り始める。

月山往復6
広大な斜面、視界がないと目がくらむ。

月山往復7
カールの底まで滑ったら、リフト降り場の左手に回り込んで四ツ谷川沿いの登山道を滑る。
林間から姥沢へ出る。


月山;その2 湯殿山~石跳川沿い 5月
◆コース概念
リフト利用で姥が岳へ登り、石跳川の源頭から湯殿山へ登り返し、石跳川沿いにネイチャーセンターに滑り込むルートで、大斜面から沢沿いに下る変化に富んだ滑りが魅力である。湯殿山から南下してブシ沼、カワクルミ沼を経由して行くルートは滑降よりもブナ林や早春の沼の佇まいを味わう雪の季節のみの貴重なコースである。
◆コースタイム
①月山駐車場8:00~8:10リフト乗車9:15~9:45姥ヶ岳9:50~10:45日光平11:00~12:00湯殿山13:00~13:30石跳川14:15~14:45周海沼15:20~15:45月光荘バス停17:33~17:55姥沢~18:05姥沢小屋
②月山駐車場7:00~7:15リフト上7:25~8:00姥ヶ岳8:20~9:40施薬避難小屋~10:30湯殿山11:30~13:40ネイチャーセンター13:50~14:00月光荘バス停14:10~14:30月山駐車場

湯殿山1
リフト終点で準備

湯殿山2
まずは姥ヶ岳へ登る。背後に朝日連峰、眼下に月山湖が望める。

湯殿山3
ひと登りで滑降なので板を担ぐ。このあとの湯殿山の登りでもシールよりつぼ足が効率的である。

湯殿山4
姥ヶ岳山頂、月山が大きく迫る。

湯殿山5
山頂から派生する尾根を回り込んで石跳川の源頭に出る。


湯殿山が見えるとルートが掴める。
酔いしれる滑降だ。
湯殿山7

湯殿山8
沢を滑りすぎないようにして、湯殿山の鞍部に向かう。

湯殿山9
湯殿山への登りにかかる。
湯殿山10
背後に姥ヶ岳を望む清々しい雪稜である。

湯殿山11
前方には朝日連峰。

湯殿山12
右手には鳥海山、展望も楽しめる

湯殿山13
湯殿山からの滑降、直下はかなり急である。
湯殿山14
眼下の石跳川を目指して滑る。
湯殿山15
湯殿山の東面カール
湯殿山16

湯殿山17

湯殿山18
沢床に着けば傾斜も弛みのんびりムードになる。

湯殿山19
滑った来た東面カールを振り返る。
湯殿山20
滑りやすいところを選びながら沢沿いに行く。

湯殿山21
谷を抜けたような下流部。

湯殿山22
終盤は水流も出てくるが連休中は雪が繋がっている。
バスの時刻を見ながらバス停へ。

◆コース概念図 月山往復と湯殿山
湯殿山作図










月山:その3 月山~肘折温泉 4月
◆コース概念
山頂からの大斜面、沢筋の滑降、念仏平の雪原、ピークや尾根を幾つも越えながら次第に里へ向かうルートは日帰りで行ける日本屈指のロングルートです。ルートファインディング、シールの着脱のスピード、滑降の正確さ、総合的な体力、どれが欠けても行けないルートである。全てが順調でも強力な少人数のパーティでなければゴールは夕暮れでしょう。それだけに充実感とスキーという道具の魅力がひしと感じられる。時期は麓の雪の量を考えると4月の上旬の月山リフトの営業開始日に併せて計画するのがベストである。
 尚、起点の姥沢と肘折温泉間は車で2時間離れている、肘折温泉の大友屋では宿泊の人数がまとまると送迎のサービルがあるので事前に確認すると良い。

◆コースタイム 月山スキー場~リフト乗り場8:10~リフト終点8:30~11:20月山山頂神社下滑降開始地点11:30~13:05念仏ヶ原入り口~13:45念仏ヶ原出口14:00~小岳~大森山~18:40除雪最終地点~肘折温泉大友屋(泊)9:40~大友屋送迎~11:55月山スキー場

月山肘折1
志津温泉街を抜けると雪の壁の中を通るようになる、朝の駐車場からは真っ白な湯殿山と月山が迫って来る。

月山肘折2
駐車場からリフトまでも少し歩くので、とにかく一番のリフトに乗るように努力する。

月山肘折3
リフトを降りると展望が広がる。真っ白な朝日連峰が印象的であった。

月山肘折4
稜線上は上り下りがあるので、リフト終点から始めに少しくだって1729m点を目指すと効率が良い。

月山肘折5
牛首を目指してトラバースして山頂への斜面に取り付く。
月山肘折6
急斜面で凍ってくるのでシール登高が困難、アイゼンに変更。
月山肘折7
山頂手前で東側の斜面に出る。ルートを確認。あの先まで行くんだよ。
背後に山頂の神社が見えたところで準備する。

月山肘折8
カリカリの大斜面は気が抜けないが、快適な滑降が出来る。

月山肘折9
広大な斜面はどこでも滑れるが、沢沿いの末端が崖になっていたので、沢形が顕著になったら灌木が生えている狭い尾根に滑り込む。視界がない時は充分注意する。

月山肘折10
それまでが広大な斜面であったので狭く感じるが、充分な広さの尾根を末端近くまで滑る。
月山肘折11
滑ってきたルートを振り返る。既に山頂は遙か彼方。
右手の沢へ滑り込めるところを見つけて滑り込む。
月山肘折12
沢は口が開いているので通過点が問題だが右岸側面は急なので出来れば左岸から通過したい。谷側に雪庇やクレバスが出ているので降りられる所は限られる。
月山肘折13
右岸から入る支沢を詰めて、二俣から左の尾根に登りシール登高で念仏ヶ原の末端に出る。
月山肘折14
念仏ヶ原の横断は歩くことになるが長い。
月山肘折15
効率を考えると1185点のコルを目指して真っ直ぐ横断すると良い。
原の末端からも登山道通りに1185点の右手のコルを目指す。
小屋は埋もれているので登山道沿いに登らないと発見できない。
月山肘折16あそこから滑ってきた。
あそこから滑ってきた。
月山肘折17小岳へ
1185点に上がったらシールを外す。
尾根沿いに小岳の手前の峰のコルに滑り込む。
小岳へは2回目のシール登高となる。
シールの着脱を考えると、ここはコルまでシールのままで行くのも手だ。
月山肘折18小岳より
小岳は笹が出ているので右手から回り込む。
小岳からは1180へのコルに滑り込み、北に延びる小尾根に滑って行く。

月山肘折21小岳から下るとこんな標識が
小岳から下るとこんな標識が。
月山肘折22小岳から再び登り赤沢川
登山道は赤沢川沿いに付けられているが、沢筋は雪の状態が分からないので尾根がいいだろう。
尾根上は快適に滑ることが出来るが、末端で赤沢川に降りなければならず雪庇やックレバスを避けながら慎重にルートを選択する。赤沢川に降り立ち対岸の斜面を3回目のシール登行。

月山肘折23銅山川の支流猫又川から再び上り
978m点を越えて北側の尾根に出る。
赤砂山コルから東の急で狭い尾根を滑って行く。
深く抉れた左手の谷が印象的で目印になる。
尾根の末端で銅山川の支流猫又川を狭い谷で横断して対岸の急な斜面を4回目のシール登行。
事前に尾根の上から見極めて効率よく鞍部を目指す。
登りの画像しかなくて申し訳ない。

月山肘折24大森山へ登り
登り終えた尾根は最後のピークである大森山へ続いているが、雪が付いていないので北側の斜面をトラバース気味に滑って行く。小さな沢が入り込み、小さな起伏を越えながら大森山の鞍部に出る。
大森山へは尾根の左側の5回目の登行は急で狭く雪の付きも悪いのでつぼ足が良い。
月山肘折25大森山
日の傾いた大森山に到着。やっと先が見えて安堵。
月山肘折26
大森山からは東の尾根を滑り、660m地点から北東に延びる平らな尾根に乗っかる。
月山肘折27
右手下に平坦地が見えたらそこを目指すが、すでに積雪も乏しくなり、木の回りの空間も大きくなりルート取りを慎重にする。
平坦地の北側に林道が入り込んでいる。
林道は500m地点までは歩きとなり、それ以後は快適に滑って行けるが、ロングルートの終盤ですでに足が辛い。
月山肘折28
最後は日没後の薄明かりの中、里の明かりがちらつく眼下の風景を見ながらシーハイルの歌を口ずさみながら除雪最終地点へ到着。宿の車が迎えに来て居ました、感激のフィナーレでした。

◆コース概念図
月山肘折31
月山肘折32
月山肘折33
月山肘折34
◆GPS軌跡
月山肘折35

月山肘折36

月山肘折37

月山肘折38

  
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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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