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記事一覧

渓谷

渓谷釜川     沢登り岩魚の踊る流れを越え、遙かな谷の源流帯にこそわたしの求めるロマンがあると信じて、だからこそひたすら足を濡らして谷を歩き続けたいのです。 泳ぐための沢登りではありません、攀じるための沢登りでもありません。沢登りは源流帯を見極め稜線に立つ時、それを織りなす山と自然の中でこそ喜びを持ち続ける事の出来る者達の彷徨の山登りです。秋色の沢上谷 渓谷猛暑の中で、渓谷...

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成人式の山 丹沢主稜縦走

成人式の山   丹沢主稜 成人式の日はひとりで山に出かけた。夜の大倉尾根を登り、山の上で朝を迎え、雪の丹沢主稜を縦走した。冬型の澄んだ好天に恵まれ、縦走路からは駿河湾が一望でき伊豆の大島までが見渡せた。 今頃は式典の最中かな、などと思いを巡らせながら、次第に深くなる雪の道を懸命に歩いた。どうしても祝福される「はたち」になれなかった。 山だけが自分を知ってくれる、そう思い込んで...

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谷川岳

白毛門側からの岩壁群 線と線を結んで歩く山ではない。地図などでは到底わかり得ない点の中で、ある時は山登りの全てが始まり、そして終わることもある。凝縮された一点の中で悔いのない山登りが出来る。一点の重み、その積み重ねの中でこそ谷川岳の魅力が見えてくる。恐れて身を縮めていては分からない山である。だが、謙虚さを失っては自分さえ見失う山である。道標より慰霊碑の方が多い山なのである。よじ登って辿り着く山頂は...

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西上州

ああこの狭く暗いかたくなな部屋から、人間のつながりの呼び声が遠くこの耳を離れて去るまであの広い空の下を叫びつつけて走りたい。 雅立岩と大上集落 何処までも続く青空、そんな乾いて澄み渡った青空で迎えてくれるのは冬枯れの西上州。落ち葉がカサカサと鳴り、風の吹く尾根筋では谷川連峰を越えてきた冬が空風となって木々をざわつかせる。しかし又、陽のあたる風を避けた岩陰には眠気を誘う暖かさがある。岩峰の上を遙かな...

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信頼される山登り

二子山でのヘリ救助 お父様からお礼の品と一緒にお手紙を頂いた。文面こそしっかりしていたが文字は細く弱々しく息子を山で失った無念さが痛みとなって溢れていた。 それは誰にでもあり得る一瞬のつまづきであった。青白い岩盤がナメとなり滝となり、うねるように続く美しい沢。ナメの上で一瞬足を滑らした彼は水流にすくわれるように倒れ、頭を打ち帰らぬ人となった。深い釜の中で既に冷たくなって渦巻かれていた彼を引き上げふ...

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浅間山

彷徨と模索  横にたなびいた噴煙が快晴の朝焼け空に、唯一筋、平らに。シルエットで浮かび上がった山波の上を横切ってゆく。その赤と黒と白の対比の中で、浅間山の大きく手を広げたようなおおらかな姿としかし、殺伐とした風景が妙な視野で入り交じる。たとえば、観光で行く鬼押し出しの累々とした火山岩。たとえば、湯の平の明るい草原とそこへの緑に満ちた長坂の道。だが、いつでもその背後にある縦縞模様の浅間...

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山のソナタ集 序

 序 気持ちの中の山々山はそれ自体土であり岩である。その山に深い愛着を持ち自然への憧憬を寄せ、ある時は挑戦の場として素晴らしいドラマを演じているのは、人の思いである。 穂高岳屏風岩東壁取り付きへ山には何かを思わずにはいられない不思議なものがある。描かず、語らず、何も書かず、ただそこにあるがままの姿でわたしに何かを与え続けてくれる。それが自然の偉大さだ。そんな自然の摂理を敬い、自然と敵対せず...

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プロフィール

bunatoiwana69

Author:bunatoiwana69
山のソナタ集へようこそ!
19の時から山登りを始めて現在75歳。
東京の京橋に生まれ、都会に育ちながらも山の自然に憧れる。
脇目も振らず、馬鹿のひとつ覚えで山登り一筋。
時々の風景と想いを切り取りブログにしました。

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山のソナタ集

山のエッセイと写真でつづる日々

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